立浪中日 驚愕の第3弾トレードに現実味 ささやかれる「放出選手の名前」
今季最下位に沈んだ中日がオフの球界の話題を独占している。
15日には阿部寿樹内野手(32)と楽天・涌井秀章投手(36)の1対1の交換トレード、その3日後となる18日には京田陽太内野手(28)とDeNA・砂田毅樹投手(27)との交換トレードを成立させた。
阿部はビシエドをのぞき、日本人野手ではトップとなる、本塁打、打点をあげていた選手、また京田は遊撃手としてここまでチームを支えてきた主力だけに、相次ぐ「チーム解体」トレードには、球団OBを始め、ファンの間からも「中日、大丈夫?」と不安視する声が多く出ている。
一方で今季12球団ワーストの414得点、62本塁打と深刻な得点力不足が課題とされるチームで「このままでは勝てない」と危機感を強める立浪監督のチーム改革への「本気度」も相当なものと見られる。出血覚悟で今後も大型トレードが続くという見方が出ている。
元横浜(現DeNA)で活躍した野球評論家の高木豊氏は20日に更新した、自身のYouTubeチャンネル「トレードの噂 今季活発なトレードがまだ起こるのか大胆に予想します」とタイトルづけられた動画の中で、今後中日で起こりうるトレード内容について、次のように語った。
まず中日の補強ポイントに関しては「木下がシーズン中、1回下に落とされた。リードの面では勉強不足なのかなと考えると(中日が)キャッチャーを欲しがっているのかな」と捕手を獲得する可能性があると指摘。
「キノタク」の愛称で、強打の捕手として知られる木下は8月下旬にリード面を理由として二軍落ちした経緯がある。
こういった経緯もあり、捕手獲得に乗り出すのではという見方を示し「ある程度ゲームに出てて、実績のある、すぐにでも使えそうなキャッチャーは欲しいよね」と高木氏。
具体的な名前として、正捕手がしっかりしていて控え捕手が充実しているチームとして日本ハム・清水、ヤクルト・松本、広島・中村などの名前を挙げながら、中日側のトレード要員としては「ある程度、実績のあるピッチャーだろうな」と話した。ここまで2人野手を出したことで次に放出されるのは投手になるという予測を示した。