週末3連戦で25失点 中日首位陥落の裏 球界OBが指摘した立浪監督の”思惑狂い”とは
立浪監督がいかにチームを浮上させていくかも注目が高まる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
開幕から好調に走ってきた中日が首位陥落した。
中日は4月21日の阪神戦(甲子園)に0-3と降雨コールドゲームで敗れた。チームは4連敗、今月9日から守ってきた首位の座を阪神に明け渡した。
【プロ野球解説】阪神が6連勝で首位!中日投手が崩壊”これでは…”巨人下位打線が問題!「大城&吉川の奮起が必要」村上宗隆”いつの間にか2冠”オリックス山下舜平大「去年と何が違う?」西武の中継ぎどうする?
先発の松葉貴大は5回まで無失点と粘り強く投げていたが、6回一死から連打を許し、調子を上げてきた佐藤輝明に3ランを被弾。7回表終了時にコールドゲームを宣告された。
チームにとっては疲労感が増す連戦となった。この3連戦は初戦はメヒア、2戦目は左腕エースの大野雄大が2回を持たず炎上。さらに振り返ると、18日のヤクルト戦に投げた柳裕也も4回途中6失点と崩れていた。
最近の中日のチーム状況については球界内からも考察の声が上がっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は4月22日に自身のYouTubeチャンネルに「【プロ野球解説】阪神が6連勝で首位!中日投手が〝崩壊〟これでは…巨人下位打線が問題!「大城&吉川の奮起が必要」村上宗隆〝いつの間にか2冠〟オリックス山下舜平大「去年と何が違う?」西武の中継ぎどうする?」と題した動画を更新。週末に行われた3連戦の各球団の戦いぶりを独自の視点で解説している。
まず首位奪取した阪神は打線が勢いを取り戻し「流れるようになってきた」と表現。一方、首位陥落となった中日には「少し疲れが見え始めた」として投打に勢いがなくなってきたと指摘。何よりも1番の武器である投手陣に関しては、週末の阪神3連戦においても初戦のメヒアが4回4失点、2戦目の大野が2回途中6失点と先発が早期KOが続いたことが誤算とした。