現役ドラフトの細川成也が「大当たり」も抜本的な改革には至らず プロ野球補強診断2022-23【中日編】
シーズン途中の補強に関しては、比較的うまくいったと思われる。6月に日本ハムとのトレードでやってきた宇佐見真吾は、持ち前の打撃センスを発揮。8月には月間3度のサヨナラ打を放つなど、早速ファンの心を掴んだ。同じく日本ハムより加入した齋藤綱記も夏場以降は勝ちパターンに食い込み、貴重な左腕としてブルペン陣を支えた。外国人ではウンベルト・メヒアが交流戦以降に8試合で先発し3勝、防御率2.23と及第点の成績。登録期限ギリギリで加入したマイケル・フェリスも160キロに迫る剛球を武器に、セットアッパーの役割をこなした。
また、ドラフト1位の仲地礼亜は後半戦から先発ローテに入り、2勝をマーク。育成ドラフト1位の松山晋也は6月に支配下契約を勝ち取り、36試合に登板。防御率1.27の好成績を残し、来期以降の飛躍を予感させた。
野手陣の誤算は大いにあったものの、立浪和義監督による抜本的な改革は道半ば。今オフも積極的な補強を進めており、チーム13年ぶりのリーグ優勝に向けてばく進していく。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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