低迷続く中日の問題点はコーチにも? 球界OBから指摘を受けた「ポイント」とは
チームでは18日の阪神戦(バンテリンドーム)で石川昂弥の怠慢走塁がクローズアップされた場面もあった。
3点ビハインドの8回二死一、二塁から、村松開人が左翼線に長打性の打球を運んだのを見て、二走・石川昂弥は本塁へ駆け出し、一走・細川成也は一気に三塁を狙った。左翼を守るノイジーは好送球で細川を三塁手前でタッチアウトにしたが、石川昂は本塁手前で減速したため、細川がアウトとなった瞬間に本塁に到達できておらず、得点は認められなかった。
反撃の芽を摘むことにもなり、得点が入るまで全力プレーを続けるのは基本だとして各方面から批判を浴びたプレーともなったが、ただあのシーンにおいても、阪神の左翼を守るノイジーは強肩で知られていただけにそういった情報も選手と共有できていたかなど、高木氏は首脳陣の責任を問う場面もあった。
12球団ワーストの32失策(22日現在)と守備の綻びも目立つが、これについても若手を起用していることで「緊張感というのは、確かに若いから技術的なミスもある。だからエラーは増えるというのは分かる」と理解を示しながらも、「選手のミスというのはコーチのミス」でもあるとして、指導法など含め一考の余地はあるとした。
就任2年目となる立浪監督はオフには主力をトレードで放出と血の入れ替えを断行。若手の積極起用で低迷続くチームの「未来」を描こうとしている。ただまもなく交流戦も始まる中、このまま上がり目が見られず、ずるずる負け続けるようではファンの我慢も限界に達する。選手の奮起にも期待したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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