「4番・一塁」に中田翔を擁する中日は上昇気流をつかめるか 注目集める対戦チームと は
東京ドームでは何度も豪快な本塁打を披露してきた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
中日は12月4日、巨人を自由契約となっていた中田翔内野手の獲得を発表した。
通算3度の打点王を獲得と勝負強さが売りのスラッガーを獲得したことで、決定力不足が課題とされたチームにどんなケミストリーが生まれるのか。早速同僚ナインから歓迎の声が続々と上がるなど、様々な点から期待されている。
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また今オフ、チームは中田のほかにも中島宏之、上林誠知と他球団で実績を残してきたベテラン選手も獲得。球団史上初、2年連続最下位の屈辱から這い上がるべく、本気度がうかがえる。
まさに念願の補強だ。今季の中日は、いずれも12球団ワーストの390得点&71本塁打と貧打にあえいだ。勝負強い一発のある打者の獲得は求められたピースとあって、中田の打順は「4番・一塁」が濃厚。名古屋の地も中田獲得の一報に大いに沸いている。
また2年連続最下位のチームに中田が加わることで上昇気流も期待できそうだ。
今季の中日が最も星を落としたのはDeNA戦だった。対戦成績8勝16敗1分け。ただシーズン3位に終わったDeNAも、今オフはエース左腕・今永昇太がメジャー挑戦、同じく左腕の石田健大もFA権を行使し他球団に移籍が濃厚となっている。旋風を巻き起こしたトレバー・バウアーもメジャー復帰を目指しているとされるなど、投手陣においては戦力ダウンが危惧されている。チームの持ち味である強力打線は健在だが、今季ほどの差がつくかは未知数といえそうだ。