中日が息を吹き返してきた! 交流戦Vに向けキーマンは「ドラ1左腕」と「助っ人4番」
■キーマンは金丸&ボスラー
13日からはベルーナドームで西武と戦い、週明けからは本拠地にオリックスと日本ハムを迎え撃つ。パ・リーグ上位との試合が続くだけに簡単にはいかないだろうが、勢いと地の利を活かしながら勝ちを拾っていきたい。
投手のキーマンは先発陣全員、とりわけ金丸夢斗に期待だ。ドラフト1位左腕は、これまで4試合に投げるもプロ初勝利を挙げられずにいる。しかも投げた試合は全てチームも敗戦。1球1球のクオリティは誰もが認めるだけに、まずは先発が予定される13日の西武戦で記念すべき1勝を挙げたい。
野手のキーマンはジェイソン・ボスラーだ。6月に入ってからはスタメン出場が続いており、4番起用も板についてきている。月間成績も打率.286、1本塁打5打点、OPS.814と悪くない。外野への飛球が増え、11日の楽天戦では1試合2本の犠飛を記録。得点力に課題を持つ中日にとって、ボスラーの「ボールを運ぶ力」は貴重だ。また、高橋周平の離脱に伴い三塁での出場も増えそうで、より比重が増していくと思われる。
敵地・所沢でカード勝ち越し、そのままホーム6連戦に可能性を繋げるのが、交流戦優勝&リーグ内の順位上昇には必須。週明けになれば主砲・細川成也の1軍帰還も現実味を帯びてくるはず。
そこまでは踏ん張って1戦1戦を戦ってもらいたい。
[文:尾張はじめ]
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