中日が再び走るために必要なピースは? 浮上する「5番問題」とは
21日の巨人戦ではいよいよ、かつて4番も務めたビシエドが「5番・一塁」として先発、活躍が期待された。
しかしそのビシエドも6回の併殺含め、この試合では4打数ノーヒット、巨人バッテリーの内角攻めにも苦しみ、得点に結びつく働きは示せなかった。
この試合では4番の細川が3四球と最近は勝負してもらえない場面も目立ってきたとあって、より、4番の後を打つ打者の重要性が増している。
中田が負傷交代した日からチームは6試合で4連敗を含む、1勝1分け4敗となかなか勝ち星を取り切れない。右太もも裏の痛みを抱える主砲も一日も早い復帰を目指し調整を進めているが、いずれにせよ”中田頼み”の側面を打破するためにも、細川以外にも勝負強さを示すバッターに現れてもらいたいところではある。
絶対守護神のライデル・マルティネス、また豊富な救援陣、安定した先発陣を生かすためには、効果的に得点を重ねる必要がありそうだ。
4月に単独首位に立ったときには1、2番打者が塁に出て、中軸が返すという理想的な戦いができていた。シーズンが進むにつれ、様々なほころびは出てくるが、そこをどう埋めていくかも指揮官の腕の見せどころとなる。
いよいよ来週から交流戦もスタート、現在リーグ5位の中日にとってはここで盛り返したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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