注目の中日4番問題 中田翔の4番起用案にかかる「期待と不安」
中田にはチームの中軸を務める存在として期待が高まっている(C)産経新聞社
3月6日のオリックスとのオープン戦に「4番・指名打者」で先発出場した中田は4回、オリックス2番手、育成左腕、佐藤一磨の初球144キロのストレートを捉えると左翼席に豪快なアーチをかけた。
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オープン戦13打席目で出た待望のアーチにチームも沸き上がった。オープン戦はここまで14打数2安打、開幕までの調整の時期と見据えて結果ではなく、先を見据えている。
有力な4番候補の1人でもある。入団当初は立浪和義監督も、勝負強さを見込んで理想の打順に5番をあげたこともあったが、一発で球場の雰囲気を変えられる背番号6への期待は高まっている。
一方でシーズン通しての4番構想には壁も立ちはだかる。昨年も開幕当初は好調なすべりだしを見せた中田だったが、5月にプレー中に右太もも裏肉離れを起こし、離脱。巨人時代から腰痛を抱えており、昨年も92試合に出場と現実的なラインとしては100試合前後とも見られている。すでに今春のキャンプでも腰の張りを訴え別メニュー調整となる期間もあるなど、今季35歳を迎える肉体がシーズン通してどこまでフルで戦えるかの懸念はある。
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