石川昂弥が侍J初選出!竜の未来を背負う若きスラッガーが歩んだ紆余曲折のキャリアとは?

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中日の将来を担うスラッガーが初の侍ジャパン入りを果たした(C)産経新聞社

 3月6、7日に行われる侍ジャパンの強化試合・欧州選抜戦のメンバーが発表された。今秋のプレミア12に向けて新戦力発掘が大きな目的となり、多くの初選出者が生まれた。その中から今回は石川昂弥(中日)について紹介したい。

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■幼少期からの「エリート」
 石川は2001年生まれの22歳。プロ5年目を迎えた。同世代には佐々木朗希(ロッテ)、宮城大弥(オリックス)らがいる。岡林勇希(中日)も同世代、同期入団だ。

 中日の地元・愛知県で生まれ育った石川は、幼少時代からその才能は抜きん出ていて、持ち味の逆方向への長打はこの頃から随所に見られた。小6でドラゴンズジュニアに選出、中学時代にも「NOMOジャパン」の一員として海外遠征の経験を持つ。まさに「エリート」である。

 父親の母校・東邦高に進学し、3年春のセンバツでは見事に優勝へ導いた。4番・エース、そして主将を任される重責もさらりとこなし、決勝(習志野戦)では2ラン2発&97球での完封。これ以上ない活躍ぶりを見せた。ちなみに、父親も在籍時にセンバツ優勝メンバーに入っており、親子での「センバツ制覇」を成し遂げている。

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