注目集める中日の二遊間問題 期待される「即戦力ルーキー」「大型遊撃手」の存在とは

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立浪監督の起用も注目となりそうだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 2年連続リーグ最下位からの巻き返しを図る中日では打線強化に加えて、内野守備の軸となる二遊間固定もチーム課題としてあがる。

 若手の積極起用を打ちだし、2022年オフに阿部寿樹と京田陽太をトレードで放出した際には大きく注目を集めた。2023シーズンは遊撃ポジションは龍空、オルランド・カリステ、二塁ポジションは村松開人、福永裕基などが多く出場したが、いずれも打撃向上が課題とされる。

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 二遊間に打撃が安定した選手が入れば、それだけチーム力にも厚みが増す。まず今キャンプで注目を集めているのは、ドラフト2位ルーキーの津田啓史(三菱重工East・21)にもある。10日に行われた練習試合・沖縄電力戦に「1番・遊撃」でスタメン出場、第3打席には左翼フェンス直撃の二塁打とスケールの大きい打撃を見せ、3打数1安打1打点とアピールした。

 社会人時代には俊足強打で知られ、現在DeNAを席巻するドラフト1位ルーキーの度会隆輝(ENEOS・21)と並ぶ好打者として評価も高かった。特に状況に応じての打撃に定評があり、チーム打撃も含め、即戦力型のタイプといえそうだ。

 さらにドラフト3位ルーキーの辻本倫太郎(仙台大・21)も開幕スタメンを目指す一人だ。大学時代は世代ナンバーワンショートとして知られ、大学日本代表も経験。身長168センチと小柄ながら、俊足強肩が持ち味、大学時代はキャプテンも務めた。

 また新たな遊撃候補ととして評価が急上昇しているのはキューバ出身の新外国人の育成選手、クリスチャン・ロドリゲス(21)にもある。U-23キューバ代表にも名を連ねた右打ちの大型遊撃手。身長184センチと高身長ながら、守備練習でやわらかなハンドリングや俊敏な動きを見せたことから指揮官の立浪和義監督も今後の成長を期待しているとされる。

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