開幕カードで明暗分かれた中田翔と細川成也 中日浮上の鍵を握る「大砲」に待たれる”キッカケ”
■細川に「H」のランプを
中田の打ちっぷりに呼応してほしいのが細川成也である。開幕カードは3試合で1本もヒットが出ずに終了。好機での凡退が目立ち、併殺打はすでに3個。打球がなかなか上がらず、捉えた当たりもほとんどないのが心配だ。
オープン戦では、バンテリンドームの5階席に届くアーチを架けるなど調子は上々。開幕戦でも初打席から四球を2度続けて選んでおり、投球へのアプローチも悪くなかった。強いて言うなら少しボールの見極めが遅くなっているかなと感じたぐらい。キャリア初の開幕スタメンで硬くなった可能性はあるが、結果が出ないことでズルズルと行っていると推察する。
だからこそ「H」のランプを灯したい。形は問わない。1本出るだけで、本人も周囲も見方が変わる。平常心でプレーできるはずだ。
中田を中心に、細川ら周りの打者もどんどん振っていく。一撃で捉え、得点を奪っていく。
2024年の中日打線に期待したいことはこれだ。
[文:尾張初]
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