ファン喜びの悲鳴「貧打の巨人」に29歳助っ人が新加入!「いとしのエリー」は救世主になれるか
新助っ人のヘルナンデスは攻守に躍動した姿を見せている(C)産経新聞社
巨人ファンにとっては希望の一発だったと言えるでしょう。
巨人は5月31日のソフトバンク戦(東京ドーム)で5点差を逆転し、2連勝でカード勝ち越しを決めました。5点ビハインドの3回一死1、2塁、来日1号の左越え3ランを放った男こそ、今季途中加入のエリエ・ヘルナンデス外野手です。
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一般紙のプロ野球担当記者は言います。
「巨人は鳴り物入りで入団したメジャー通算178発の強打者、ルーグネッド・オドーアが二軍調整を拒否して退団し、緊急帰国するという激震に見舞われました。それもあってか、阿部新監督率いるチームは開幕から貧打に泣き、ファンのフラストレーションは溜まる一方。そこで緊急補強に乗り出した編成担当が白羽の矢を立てた選手こそ、ヘルナンデスだったのです」
スポーツ新聞各紙は「昨季、マイナー3Aで最多安打と最多二塁打を記録した右の強打者」と期待感をあおりましたが、実際の所はどうだったのでしょうか。
前述の記者は言います。
「メジャーでは2022年、14試合に出場し33打数6安打の打率.182、0本塁打、3打点と結果は残せていません。でもバリバリのメジャーリーガーはこの時期、わざわざ日本に来ませんから。とはいえ、本塁打を量産するタイプではないものの、真摯に成功を目指している性格面も含めて評価されて、巨人は獲得を決めたとの話も聞きます。日本をナメることなく、文化に順応することができるか。そういう意味ではソフトバンク戦で価値ある一発を打てたことは、チームにとってもヘルナンデス本人にとっても大きいでしょうね」