“異例の残留オファー”も無意味? 今季20勝の最強助っ人の日本流出に韓国メディアが嘆き「愛情だけでは勝てない」

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日本球界への移籍が注目されるフェッディ。(C)Getty Images

 今オフの目玉補強となりそうだ。

 去る11月27日、23年シーズンにKBO(韓国プロ野球)リーグのNCダイノスでプレーしたエリック・フェッディに対し、オリックスが獲得調査を行ったと複数メディアが大々的に報じた。

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 韓国でのプレー年数はわずか1年。しかしながら30歳の右腕が残したインパクトは“超”が付くほどに特大だ。鳴り物入りでNCダイノスに加入したフェッディは、先発ローテーションの柱となると、29先発で20勝6敗、防御率2.06、204奪三振を記録して「投手3冠」を達成。さらにWHIP(1イニング当たりに許した走者数)0.95、被打率.207と「スーパーエース」の愛称を付けられるほどの堂々たる活躍を見せた。

 27日にはリーグMVPにも選出されたフェッディ。アジア球界で出色のパフォーマンスを見せた怪腕には、すでに日本の複数球団が徹底マーク。韓国メディアではオリックスのみならず、巨人とソフトバンクも今夏にスカウトを送っていたと報じられている。

 無論、NCダイノスは最大限の誠意を見せている。現地11月29日には、出来高払いを含めた合計400万ドル(約5億9600万円)の2年契約をフェッディに提示したと韓国紙『Daily Good News』などで報じられた。複数契約は助っ人選手には異例中の異例と言っても過言ではない。同球団がいかにエース流出阻止に本腰を入れているかが見て取れる。

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