韓国20勝&200奪三振の「スーパーエース」 韓国メディアもオリックス移籍を有力視「来季は日本になる可能性が高い」

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メジャー復帰も囁かれたフェッディだが、日本移籍の可能性が一気に浮上している。(C)Getty Images

 各国球界で来季を見据えた補強が活発化。あらゆる選手の名前が連日のようにメディアを賑わせている。

 有力選手たちを巡る水面下での交渉が進むなか、韓国球界で異彩を放った投手の去就が小さくない話題となっている。23年シーズンにKBO(韓国プロ野球)リーグのNCダイノスでプレーしたエリック・フェッディだ。韓国の複数は11月27日にメディアオリックスが獲得調査を行ったと大々的に報じた。

【動画】韓国の強打者たちを圧倒! 日本からも熱視線が注がれるフェッディの快投





 すでにソフトバンクと巨人からの関心も伝えられる30歳の右腕だが、23年は注目に値するだけの目に見える結果を残した。鳴り物入りでNCダイノスに加入したフェッディは、韓国1年目ながら29先発で20勝6敗、防御率2.06、204奪三振を記録して「投手3冠」を達成。さらにWHIP(1イニング当たりに許した走者数)0.95、被打率.207と、図抜けた数字をマークして、堂々のリーグMVPにも選出された。

 オリックスにとって今オフの投手補強は必須だ。3年連続の「投手4冠」を記録した大黒柱の山本由伸がポスティングによるメジャー移籍を決断。さらに山崎福也も国内FA権を行使して日本ハムに移籍し、先発ローテーションの穴埋めは急務だった。仮に獲得できれば、戦力の底上げにはなる。

 無論、「史上最強」の呼び声もある助っ人の流出は韓国球界にとっては一大事だ。オリックスによる獲得調査の本格始動の報道は瞬く間に拡散され、大きなニュースとなっている。日刊紙『朝鮮日報』は「日本の最強チームからのラブコール」と銘打った記事を掲載し、大車輪の働きを見せた“スーパーエース”の去就を次のように読み解いている。

「KBO最高の投手として活躍しただけに、メジャーリーグの複数球団はもちろん、日本プロ野球の各球団もレギュラーシーズンの段階からフェッディの登板を注意深く観察し、関心を示してきた。現時点で獲得に向けて最も大きな関心を寄せているのは、山本由伸を失うオリックスだ」

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