韓国で大ブレイク! 20勝&3冠達成の元MLBドラ1に阿部新体制の巨人も熱視線!?「少なくとも日本流出は避けたい」
メジャーでは開化しなかったフェッディ。韓国では1年目から異次元の成績を残した。(C)Getty Images
野球の本場を離れ、アジアの地で一躍ブレイクを果たした助っ人に注目が集まっている。今季から韓国プロ野球のNCダイノスに加入したエリック・フェッディだ。
2014年に米ドラフト1巡目(全体18位)でナショナルズに入団したフェッディ。しかし、多士済々のメジャーリーグで花が開かずに苦心。通算防御率5.25と精彩を欠き、昨年11月にナショナルズを契約解除となっていた。
【動画】韓国の強打者たちを圧倒! 日本からも熱視線が注がれるフェッディの快投
いわばメジャーリーグからお払い箱となった30歳だったが、再起を誓って今季から挑んだ韓国球界でフィーバーを巻き起こした。フェッディの存在感は何よりも数字が物語る。29先発で20勝6敗、防御率2.06、204奪三振で3冠を達成。これはKBOリーグの助っ人投手では史上初の金字塔ともなった。
メジャーリーグとは異なり、“超”が付くほどの「打高投低」が目立つ韓国球界にあって、防御率2.06、WHIP0.97はまさに圧巻。フェッディはKBOリーグを代表する投手になったと言っていい。
そんな助っ人を鵜の目鷹の目の各国スカウト陣が見逃すはずがない。韓国紙『朝鮮日報』によれば、「NCダイノスはフェッディの残留に総力戦を余儀なくされる」と指摘。そのうえで、「日本からは巨人、オリックスといったいわゆる『ビッグマーケット』の球団がスカウトを派遣している」と報道。隣国からの熱視線を伝えている。