阪神のサイン盗み騒動で男を上げたヤクルト・村上に東京五輪で期待される『あのこと』
問題のシーンは5回に起きた。6日に神宮球場で行われたヤクルト・阪神戦、5回二死一、二塁、打者佐藤輝の場面。二走・近本がリードをしながら左手を何度か動かしているのが確認できたことで、三塁を守るヤクルト・村上がサインの伝達を疑って審判にアピールしたのだ。
これに対して阪神ベンチは矢野監督、井上ヘッドコーチを筆頭に「ごちゃごちゃ言うな!」「絶対やってへんわ!アホ、ボケ!」などと激高した。思いがけないサイン盗みを疑われたとはいえ、あまりに大人気ない言葉の数々にはネット上から「阪神ファンですが、あの言葉使いはない」「もっと冷静に対応しないと」と批判の声が集まった。
一方で株が上がったのは村上だった。「疑惑のプレー」を見逃さず、すかさずアピール。しかも阪神ベンチに近い三塁を守りながら、熱くなる阪神ベンチをしり目に「ちょっと、あかんでしょ!」と一歩も引かなかった。これには「21歳であの貫禄はすごい!」「男だ!」と賞賛する声がSNS上で飛び交ったのだ。
プロ4年目ながら、昨年も全試合で4番を務めるなど、自他ともに認めるヤクルトの主砲。今季もここまで巨人・岡本和と並ぶリーグトップタイの24本塁打を記録(6日現在)と球界を代表する長距離砲に成長している。
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