今年もF1はCS放送のフジテレビNEXTで生中継決定 開幕8日前に滑り込み発表
ところがホンダの撤退(第2期プロジェクト)、セナの事故死など、日本のバブル崩壊の影響でブームは一気に去った。フジテレビも地上波放送から撤退し、現在ではCS放送に特化している。
F1関係者は「ホンダは2021年にF1撤退を発表したが、翌年もレッドブルにパワーユニットの供給を継続しており、今季からレッドブルのパワーユニットの名前も『RBPT』から『ホンダRBPT』に変わる。日本にも潜在的なF1ファンは多いので、中継継続のニュースが届いてほっとしているのではないか」と指摘した。
ただし、日本のテレビ局のスポーツニュースでのモータースポーツの取り上げ方はいびつで、ゆかりの深いジャンルのみにスポットを当てることが多い。F1についてはフジテレビ系、世界ラリー選手権がテレビ朝日系、オートバイのモトGPは日本テレビ系とすみ分けができてしまっている。
高額な放送権なども影響しているとみられるが、モータースポーツが一般になじみの薄い競技になっている一つの要因にもなっている。
[文/中日スポーツ・鶴田真也]
トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)
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