F1モナコGPは今も昔も特別 今季からピットストップ2回が義務に 目的は「スペクタクル性の向上」
モナコはF1で最も平均速度が低く、タイヤの「もち」もいいことからピットストップは1回で十分。昨年も追い抜きシーンがほとんどなく、「退屈で仕方なかった」とぼやくドライバーがほとんどだった。いつもは波乱含みの展開が続くが、その年に限っては最もつまらないグランプリになってしまった。
評議会の決定事項にはあいまいな部分もある。通常、赤旗中断になった場合にコース上のマシンはピットにいったん戻る。ただし、それがピットストップの回数にカウントさせるかどうか明確には示されなかった。それでも、おそらくレースではいろいろな戦略が用いられるとみられる。下位チームの中にはギャンブルで序盤に2度のピットストップ義務を一気に果たし、そのまま最後まで走りきるところが現れるかもしれない。スペクタクル性においてはプラスに作用するはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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