F1のポイントシステム変更の議論が先送りに 10位から12位に入賞枠を拡大する案の賛否は?

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 『ロイター通信』によると、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は「現時点でF1には2つのグループが存在する。6位から10位のチームが5強と競り合うのは難しい」と現状を説明。ハースの小松礼雄代表は「現在、ノーポイントは3チーム。この競技にとっては良いことではないと思う」と入賞枠の拡大案を支持している。

 決定が先送りとなった理由についてポイントシステム変更による影響を分析する時間が必要なためとしている。F1は出場台数が20台に限られており、安易に入賞枠を拡大することでポイントを得るありがたみ、価値が薄れることにつながるとの指摘もある。

 米国系のNASCARやインディカーは出場者にはポイントが与えられる仕組みになっており、ルマン24時間レースを主軸に置く世界耐久選手権でもかつて各クラス11位以降のマシンにも一律で最低限の点数が与えられていた。

 スポーツ性、エンターテインメント性の観点からも拙速に結論を出すより慎重に議論を進めるべきだとの判断に至ったとみられている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]






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