「次の肉とか焼けてなくて…」オリンピアンが感じた"リアルな"パリ五輪選手村事情「イライラせず、心を広くするしかない」
しかし大会前には運転手がルートにも慣れて、30分前には会場に連れていってくれるようになったという。
MCの明石家さんまから「ペースを乱されなかったのか?」との問いには「いかにイライラせず、心を広くするしかない、そこも勝負なんで」とコメント。ほかの競技選手にはイライラが隠せない選手もいたというが、メンタル保持に努めたと明かした。
さらに話題の食堂についても言及。「バイキングで。(でも料理が)なくなっちゃって。次のお肉とか焼けてなかったり。ご飯がないとか…」と実際に報じられていた通り、機能的とはいえず、一部に食料不足が生じていたという。競技で大量のエネルギーを消費するアスリートにとっては、良質なたんぱく質や炭水化物はコンディションを整える上でも大事な要素となる。この点でも不自由を強いられたというのだ。
この選手村の食堂問題には同じく番組に出演した森も「ビーガンのメニューだったり、ヘルシーなものが多くて。味も自分的には、そんなに合わなくって」と明かした。帯同していた母とともに外食で乗り切ったとした。
圧巻のパフォーマンスの裏には困難もあったとしたパリ五輪選手村の生活、これらの意見を次回のロス五輪にどう生かすかも大事なポイントとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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