設備に不満? 選手村に各国代表がエアコンを続々導入 仏メディアからは“懸念”の声も「大会の評判に打撃を与える」【パリ五輪】
すでにエアコンを持ち込む意向を明らかにしている米国オリンピック・パラリンピック委員会のサラ・ハーシュランドCEOは、「アスリートたちと話したとき、彼らはパフォーマンス能力を発揮する上で、空調などの環境面が非常に重要な要素になると感じていた」と断言。猛暑に対する当然の対応であるという考えを明らかにした。
一方で地元メディアからは懸念も指摘される。「パリ五輪の冷房不要の野望は消え去った」と辛辣に伝えたフランスの大手ニュース局『France 24』は、2500台のエアコンを導入する動きについて「『環境に優しい大会』という評判に打撃を与えることになる」と指摘。パリ市長のアンヌ・イダルゴ氏が「アスリートの快適な環境には大いに敬意を払っています。ですが、私たちは人類の生存についてもっと考えなければいけない」と語ったことも報じている。
早くも大会目標に問題が生じてしまった感が否めないパリ五輪。選手村の環境については、引き続き注視する必要がありそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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