【巨人】宮崎居残り組 巻き返しが期待される選手たち ”ポスト坂本”、ベテラン捕手の存在とは
また居残り組となったベテラン勢の中では小林誠司も注目となる。今春のキャンプ、2軍スタートとなった際には指揮官は自らで判断して調整できるとベテラン捕手に信頼を寄せていた。一方、1軍キャンプスタートとなった若手の山瀬慎之助は座り投げで2塁へストライク送球を行い、強肩を披露するなど、自身の強みをアピールしている。
今季のチームの正捕手争いといえば、昨季16本塁打含めキャリアハイの成績を残した大城卓三が昨季に引き続き主戦捕手が濃厚、2番手としては岸田行倫が存在感を見せており、「第3の捕手」争いとして、高卒5年目シーズンを迎える山瀬が追いかける図式となっている。
そんな中で今後、宮崎で調整を続ける小林がどのようにシーズンに向け存在感を示していくかも注目となる。投手、野手に関わらず細かい気配りで知られ、1軍ベンチには欠かせない存在という声もありながら、課題は昨年も打率・125と低迷した打撃にあることは明白。昨季は21試合に出場と年々出場機会を減らしているとあって、今一度、特に課題の打撃に関して奮起が求められている。
ほかにも宮崎組ではベテランの梶谷隆幸も腕をぶす。ここから開幕1軍までの道をいかに過ごすかが今季戦う上でも非常に重要になってくる。宮崎キャンプ組の調整にも熱視線が向けられそうだ。
【沖縄那覇メンバー】
(投手)
西舘勇陽、菅野智之、山崎伊織、戸郷翔征、高橋礼、グリフィン、近藤大亮、赤星優志、ケラー、馬場皐輔、中川皓太、畠世周、又木鉄平、田中千晴、バルドナード、船迫大雅、泉圭輔、メンデス、堀田賢慎、松井颯、菊地大稀、京本眞、ルシアーノ
(捕手)3人
大城卓三、岸田行倫、山瀬慎之助
(内野手)8人
湯浅大、吉川尚輝、門脇誠、坂本勇人、岡本和真、泉口友汰、秋広優人、中田歩夢
(外野手)6人
長野久義、丸佳浩、萩尾匡也、佐々木俊輔、オコエ瑠偉、松原聖弥
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】巨人担当記者が「間違いなく大きなチャンス」と断言する理由とは?真価が問われる小林誠司の2024年はどうなる
【関連記事】阿部巨人のカギを握る「5番打者問題」 岡本和真の「次」を担う男は新助っ人のオドーアか、それとも
【関連記事】巨人、ケラー獲りの背景 ライバル阪神から禁断の補強 見えた阿部巨人の本気度