またも終盤で劇的勝利!敗れたベネズエラメディアは日本の逆転劇に賛辞「夢のような試合となった」【バスケW杯】
比江島が大活躍!23点を挙げて日本を勝利に導いた(C)Getty Images
8月31日に「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の順位決定ラウンドが行われ、日本代表(世界ランク36位)はベネズエラ代表(同17位)と対戦し、87-77で勝利した。日本はこの大会でのアジア最上位に与えられるパリ五輪出場権獲得に王手をかけた。
【動画】「マコは止められない」日本を救った比江島慎のファインショット
今大会2勝目も劇的な展開となった。日本は第3クオーターを終えた時点で53-62と9点のビハインドを背負い、さらに第4クオーターに入るとその差が15点にまで広がった。しかし日本は怯まず、渡邊雄太、河村勇輝らのゴールで追い上げ、さらに比江島慎の3ポイントが要所で決まり、残り2分を切り逆転に成功。その後も日本の攻撃が冴えわたり、河村、比江島が3ポイントを沈めるなど、さらにリードを広げた。
9月2日のカーボ・ベルデ代表(同64位)戦に勝利することで、1976年モントリオール五輪以来48年ぶりの自力での五輪出場が決まる。
この敗戦で今大会5連敗となったベネズエラ。終盤までリードを得ていながらも最後で競り負ける結果となった。試合後、母国メディアでは試合結果を伝えながら、日本の粘り強い攻撃を称えている。
ベネズエラ国内のスポーツ情報を発信する『Meridiano』ではこのゲーム終了後、公式サイト上でこの日の試合を「日本にとって悪夢として始まったこの試合だったが、終わってみれば夢のような試合となった。最終ピリオドで15点差を跳ね返し、最後は86-77でサムライが試合に勝利した」と報じた。