新庄ハム開幕4連敗で早くも正念場!求められる「軌道修正」とは
日本ハムは29日に本拠地札幌ドームで西武との本拠地開幕戦を行い、0ー4の完封負け。25年ぶりの開幕4連敗を喫した。
試合前は新庄監督の独壇場だった。「見たことのないものにする」と豪語したように、約3000万円の超高級オープンカーで球場入りすると、試合前のオープニングセレモニーでは7000万円以上する空飛ぶマシン「ホバーバイク」で登場。広い札幌ドーム内を縦横無尽に飛び回った。
一方、試合は「完敗」だった。開幕3連戦は投手に短いイニングを投げさせる継投策だったが、大事な本拠地開幕は昨年チームトップの12勝をあげたエース・上沢に託した。しかし、その上沢は相手4番の山川に2発を浴びるなど要所で粘れず、失点を重ねる。一方、打線は本塁が遠かった。
七回一死二、三塁の好機では近藤の一ゴロに二塁走者・清水が飛び出し、結果的には挟殺プレーで三塁にいたアルカンタラがタッチアウト。この走塁ミスには「行きたい気持ちは分かるけど学んでいこうよっていうところ」と指揮官も苦言を呈した。
「遊ぶ」と宣言して臨んだソフトバンクとの開幕3連戦から一転して、本拠地の試合からは「ちょい真面目」と公言していたように、この日はエースの上沢を100球を越えても投げさせるなど、少しずつチームの骨格も見え始めた。
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