新庄ハムの「思い出作り」行動が波紋 ささやかれる「内部崩壊」危機とは
実際にベンチ前の写真撮影時では明らかに硬い表情を見せるナインもいた。思い出作りとも取れる行動を行ったことでチームに与える影響が心配されている。
一時は上昇気流を感じさせたチームもここにきて今季4度目の同一カード3連敗。ちぐはぐさを感じさせるのはこの日の中継ぎ起用にもあった。
1点ビハインドの8回、この日5番手としてマウンドに上がった中継ぎ左腕、堀が3四死球で2死満塁とピンチを広げると、新庄監督は投手交代を告げた。このカード初戦では、一打逆転の場面でも「成長を考え」続投を選択、結果として押し出し四球を与え、降板となっていた。
一方、この日の堀の起用に関して新庄監督は「実績のある投手だし、あそこは成長させる場面でもない。だから代えようと思った」と説明。新庄監督なりの育成プランはあるのだろうが、ちぐはぐさが目立った。この回は後を継いだ谷川も粘れず、4失点。傷を広げる結果となった。
この3連戦、相手主力の大山に4被弾、低迷していた阪神は一気に急浮上。交流戦単独2位となった。古巣に塩を送る形となったが、一方、試合が行われた甲子園球場は連日、超満員だった。「すごかったですね。俺のおかげじゃないと思うけど、多少はあるかな。まあみんなね、温かい拍手してくれて、もう来年はあるかどうかちょっと分からないけど、今日最後ってことで」と新庄監督。当初から単年契約を明らかにしていることで甲子園での「新庄劇場」見納めの可能性も示唆したが、今回のパフォーマンスが今後、チームにどのような影響を及ぼすのか。成績と共に注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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