新庄ハムの「見殺し采配」が波紋 懸念される「不協和音」とは

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 大暴れはしたが・・・。日本ハムは3日の阪神戦(甲子園)に7ー9と敗れた。一時は6点差をつけるなど大量リードを奪いながら、投手陣が粘れず。継投のタイミングをめぐっても疑問の声が出ている。

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 現役時代に阪神でプレーした新庄監督にとっては思い出の地、甲子園での試合は思いが詰まったものとなった。4番には早実高時代に聖地をわかせた清宮を起用。序盤から仕掛けまくった。

 3ー1で迎えた3回。先頭の万波がセンターバックスクリーンへ飛びこむ10号ソロを放つと、無死満塁から今度は6番のルーキー、上川畑が初球スクイズを敢行。さらに1死満塁から宇佐見にエンドランと仕掛けに仕掛けて、面白いように点を重ねた。3回までに7得点。一時は6点差をつけ、このままワンサイドゲームになるかと思われたが、猛虎打線も黙ってはいない。

 先発の上沢を攻め、6回までに5得点。注目を集めたのは7-5と2点差をつけて迎えた8回のシーンにあった。マウンドに上がった3番手の堀は大山にこの日3発目となるソロ本塁打を浴び1点差に詰め寄られると、尚も1死満塁から代打・山本に右前適時打を許して同点とされてしまう。この日の観衆は今季最多の4万2574人を記録。阪神ファンのボルテージは一打逆転の場面で最高潮に。異様なムードにも圧倒されたのか、堀は制球が定まらない。さらに島田に勝ち越しの押し出し四球を与えたところで交代を告げられた。





 一方、このシーンについてはこんな声も上がった。

 「ここまでピンチを迎えているのならば、投手コーチがマウンドに行って一声かける、もしくは内野陣が投げている投手に声をかけて一息入れても良かった。普段とは違う大舞台で明らかに堀も自身を見失っていた。そこは周囲の配慮も欲しかったところ」(球界関係者)

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