新庄ハム 異例のFA参戦宣言の裏に球団とのバトル勃発か!? 苦しい「戦力事情」とは

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 日本ハム新庄剛志監督(50)が、今オフのFA戦線に積極参戦する意思を示した。

 FA補強に関して新庄監督は「3人くらい取れたら戦力が分厚くなる」と青写真を明かした上で、「お金が足りなかったらオレが出すしかない。それぐらいの気持ちでいますよ」と自腹覚悟で球団に補強を迫った。

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 背景には今季から指揮を執るチームの危機的現状がある。「今季はトライアウト」と位置づけ、多くの選手を一軍で起用。野手ではキャリアハイの13本をマークし本格覚醒が期待される清宮、万波、今川といった「チルドレン」の成長が感じられる中、課題は投手陣にもある。チーム本塁打は81本とリーグ2位の爆発力がありながら、チーム防御率はリーグワーストの3・40(15日現在)。投手陣を整備することが少しでもチームの浮上につながるという見方もある。

 来季は新球場が開場。他球団より1日早い開幕が決定するなど、華々しくシーズンを迎えることになるが、そのためにも戦力充実を訴える。今季は開幕から最下位が定位置。同一カード3連勝などもありながら、投打ともにもろさも目立ち、上位には食い込めていない。「来年は2位は考えていない。トップしか考えていない」と新庄監督。チーム力を上げるためにも、FA選手獲得へ貪欲に乗り出す姿勢を見せたのだ。

 ターゲットとする選手についても「足の速い選手、あとは球場が狭くなるので長打のある選手。ゲームをしっかりつくってくれる投手もほしい」と具体的な条件をあげて、球団に補強を迫る。

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