「ようやくつかんだ」新庄ハム再び2位浮上 球界OBが指摘する好循環を呼び込む「キーマン」とは

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 まず新守護神の柳川大晟については「全然落ち着いている、自分の球に自信を持っている」として、プレッシャーのかかる役割をしっかりこなしているとした。力みがない投球スタイルで今後も活躍が続いていくとした。

 柳川は2021年育成ドラフト3位で九州国際大付高から入団。今年5月に育成から支配下に登録。8月上旬の田中正義の抹消に伴い、守護神を任され、14日のロッテ戦でも9回を締めて4試合連続セーブを記録した。

 また野手で注目したのはこのところ4番を任されている清宮幸太郎だった。「4番・一塁」で先発した11日の西武戦では2試合連発となる豪快な8号2ランをマーク。8月はここまで打率「.304」、5本塁打、15打点と好調をキープしている。

 活躍の要因として高木氏は「力が抜けた、ボールを追っかけない」と打撃時の力みが消え、好球必打ができていることが大きいとした。しっかり結果を残せていることが自信につながり、打席でも落ち着いてボールが見られているとした。

 今季はキャンプイン直前の負傷で出遅れたが、チームにとって欠かせない人材になりつつある。これまでも清宮の成長に関して動画内でもたびたび期待の言葉を投げかけてきた高木氏も「ようやくつかんだ」として、来季以降はタイトル争いにからんでくるような選手への成長が望めるとした。
 
 またチームが勝ち星を積み重ねている要因にはし烈なポジション争いも影響していると見る。二遊間においても、上川畑大悟、水野、石井一成、奈良間大己、中島卓也などハイレベルな争いが続いていることで高いモチベ―ションも保たれ、「層は確実に上がっている」とした。

 課題はエラーが多いとしながらも、今後の戦いも楽しみとした。

 新庄監督にとっても就任3年目となり、一つの集大成となる。勝負の秋へこのまま突っ走れるか。注目を集めそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【動画】これぞ4番の弾道!清宮が2試合連発となる圧巻のアーチをかけたシーン

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