後半戦に猛打爆発! 日本ハム・レイエスから思い出す「レジェンド助っ人」とは
■来日初年度のレアードを想起させる
レイエスの猛打ぶりを見ていると、球団史に残るレジェンド助っ人を思い出す。
ブランドン・レアード――。前回の日本一に貢献した「スシボーイ」だ。実績という点ではMLB通算6本塁打とレイエスより劣るも、打撃面における来日初年度の経緯は似ている。
レアードは2015年に来日。開幕直後は日本の野球に苦労し不振に陥るも、夏場から徐々に適応。7月に月間7本塁打をマークすると、8月は6本塁打、9月には9本塁打を放った。さらに三塁守備の堅実さと身体の強さも手伝って、シーズン終了を待たずして翌年の契約をゲット。翌16年はリーグ最多の39本塁打、日本シリーズMVPとジャパニーズドリームを掴んだ。
その後レアードは日本ハムで2018年までプレー。続いてロッテでも2022年まで在籍し、NPB通算213本塁打をマーク。記録にも記憶にも残る愛され助っ人でもあった。
レイエスもベンチ前でバナナを頬張る姿が話題を呼ぶなど、愛され助っ人の素養がある。もちろん本業でもこのまま実力を発揮し続ければ、来季以降のプレーも視野に入るだろう。今後も日本ハムの戦いぶり、そしてレイエスの活躍を楽しみにしたい。
[文:尾張はじめ]
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