日本ハムがドラフトで獲るべき人材は? 1位指名は野手が妥当 「打てる選手」が揃う新庄体制4年目で勧めたい“守備の名手”

タグ: , , , , 2025/10/17

 高校時代から守備力は圧倒的なものがあったが、大学で堅実さとスローイングの強さがさらにアップした印象を受ける。また、バッティングについても強く振れるようになり、今年の大学選手権でも見事なホームランを放って見せた。地肩がそこまで強くないためプロではセカンドという声もあるが、今年ルーキーながら見事なプレーを見せた山県秀と鉄壁の二遊間を組むようになれば、チームの大きな強みとなりそうだ。

 大塚以外の野手でもう一人、勧めたいのが松川玲央(城西大・内野手)だ。今年に入ってから肘を痛めた影響で現在は指名打者での出場となり、打撃の調子も落としているが、180cmを超える長身でプロでもトップクラスの脚力と盗塁の技術を備えているというのが大きな魅力だ。ショートとして大成するかは意見が分かれそうだが、前述したように日本ハムは選手の長所を生かすケースも多いだけに、今のチームにいない大型ショートに成長する可能性も秘めている。1位で投手を確保して2位か3位で松川を狙うという戦略も面白いだろう。

 投手では冒頭で触れたように左ピッチャーを補強しておきたい。特に宮西が大ベテランの域に入っているだけにリリーフの優先度が高くなるが、下位で狙えそうな選手でおすすめしたいのが池村健太郎(トヨタ自動車)だ。現在は先発を任されるケースが多く、ストレートは140キロ台中盤だが、鋭く変化するスライダーは一級品で、短いイニングであれば出力がアップする可能性も高い。レベルの高いチームの中で揉まれてきたというのも大きな魅力である。変化球の良さが光る左腕としては渡辺一生(仙台大)や岩本龍之介(JFE西日本)も候補となり、下位で残っていればぜひ獲得を検討してもらいたい。

[文:西尾典文]

【著者プロフィール】

1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から専門誌に寄稿を開始。修了後も主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材。2017年からはスカイAのドラフト中継でも解説を務めている。

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