日本ハム「育成球団」は過去の話…選手が育たなくなった責任は監督かフロントか

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 低迷する日本ハムはこれから若手の数選手が爆発的な活躍でもない限り、戦力が違う他球団との順位は開く一方だ。開幕1か月をみると、万波中正、4番の野村佑希がチーム最多となる4本塁打と気を吐いているが、清宮幸太郎は故障で離脱中。投手陣もチーム防御率はリーグワーストで、接戦に弱い。当面の穴埋めをしてほしい外国人助っ人も来日後、1勝も挙げていないガント、昨年、ノーヒットノーランを達成したポンセはともに故障のため、「リハビリ帰国中」と厳しい状態で、チームの弱体化に拍車をかけている。

 功労者でもコストに見合わないと判断した時点で放出するドライな球団経営は、当然リスクもある。生え抜きスター選手不在で、チームの不振が続けば、離れるファンも出てくるだろう。実際、本拠地を新球場に移転した今シーズン、勝てないチームに集客も苦戦している。

 優勝したのは大谷翔平が日本ハムに在籍していた16年が最後。大谷のメジャー移籍後5シーズンで4度のBクラスと低迷期に入った。若手の伸び悩みが続く原因が、現場にあるのか、選手のスカウティングにあるのか、フロントにあるのか。ファンが求める魅力あるチームにするにはどうすればいいか、検証しなければならない。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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