新庄流そろそろ「賞味期限切れ」か 盛り上げ策続々撃沈で「選手が主役」の声も
いよいよキャンプインを間近に控え、「新庄流」が苦戦している。
巨人・元木大介ヘッド兼オフェンスチーフコーチ(50)は27日、インスタグラムを更新。日本ハム・新庄剛志監督(50)から、オファーを受けたキャンプ中のホームラン競争について、「私、打つ自信がありませ~ん!」とコメント。笑いを交えつつ、やんわりと辞退の意向を示した。
今回の発端は元木ヘッドと同じ年である新庄監督からの提案だった。ふたりはオフのテレビ番組でも共演し、息の合った掛け合いを見せていた。27日の午前、新庄監督が自身のインスタグラムで「大介ヘッドへ 練習試合の前に僕と大介でホームラン競争でもしないかい?」と発信。巨人と日本ハムは2月15日に沖縄・那覇で練習試合を行う予定でファンサービスを兼ねて、両者のホームラン競争を呼びかけたが、あえなく「NO」をつきつけられた。
また、新庄監督が他球団にコラボを呼びかけて、断られるのはこれで2件目となった。最初は古巣の阪神・矢野監督に向けて、2月8日に行われる練習試合(宜野座)で、ベンチを入れ替わり互いのチームの指揮をとるというプランを出したが、こちらもNG。球界全体を盛り上げたいとこれまでも様々な意見を披露してきた新庄監督だが、他球団を巻き込んでのプランはここにきて手詰まり感も出てきた。
この背景には、球界を盛り上げる方法への考え方の違いもあるとされる。
「シーズンオフ中は色々な話題を出して盛り上げるのもいいが、シーズンに入ればどの球団も目の色を変えて勝ちを狙いにいく。新庄監督はよくファンが大事という話もするが、チームの勝ち星が1番ファンの喜びとなるのは、どの球団も分っている」(球界関係者)