新庄ハム 「脱・近藤」チーム改革を急ぐ「理由」とは
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日本ハムは21日、来季から淺間大基選手の背番号を「26」から「8」に変更することを発表した。
背番号「8」は海外FA権を行使し、ソフトバンクへ移籍した近藤健介選手がつけていた背番号であり、かつては片岡篤史、金子誠など歴代の日本ハムの主力選手が背負った伝統ある背番号でもある。
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淺間は「尊敬する近藤先輩の背番号8を受け継ぐことになり、素直にうれしい気持ちです。今回の背番号の打診には色々な意味が込められていると思うので、しっかりと期待に応えられるよう頑張ります」と球団を通じてコメントした。
今季の淺間は75試合に出場し、打率・232、4本塁打、15打点を記録。途中故障もあり、悔しいシーズンとなったが、思い切りのいい打撃が売りのロマン砲の一人だ。
また今回の背番号変更に関してはこんな声もある。
「チームとしても主力の近藤が抜けた以上、早く新体制をアピールしたいという気持ちはあるのではないか。選手会長も務め、ナインの信頼が厚かった近藤が抜けた穴は大きいが来季は新球場元年となる。何としても巻返す必要があり、対外的にもメッセージを送る意味合いが込められている」(放送関係者)
「脱・近藤」を早期に打ち出すことで周囲に与えるイメージ、ナインへ士気を高める狙いもあったと推測する。
すでに淺間のコメントにも「色々な意味が込められている」とあるように、自身にかかる期待の大きさは受け止めている。何より今季最下位と低迷したチームの浮上は容易ではない。ナイン全員の強い決意、上積みが求められている。