【日本ハム】清宮離脱でし烈なサード争い!定位置再奪取を目指す選手、ロマン砲などチャンスをものにするのは?
野村は昨季の開幕戦に「4番・3塁」でスタメン出場した(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
プロ野球の春季キャンプも終盤、まもなくオープン戦もスタートと実戦の機会も増えてくる時期。
そんな中、2年連続最下位から巻き返しをはかる日本ハムでは、し烈なサードのポジション争いがおこなわれている。〝本命〟の清宮幸太郎がキャンプイン直前に左足を負傷、ゲーム復帰まで5週間の診断が下されたことで開幕に間に合うかは微妙な状況とあって、ホットコーナー争いもチームの一つの焦点となっている。
【動画】エスコン初本塁打を記録した野村が、今季本拠地最終戦で13号ソロを放ったシーン
チームにとって予想外の事態ではあるものの、選手たちにとってはチャンスでもある。
ポジションを勝ち取ろうと、このキャンプでは様々な選手らがアピールを続けている。まず、筆頭とされているのが、野村佑希だ。昨季、開幕戦は「4番・三塁」で先発出場。その後もサードでの起用が続いていたものの、自身の打撃不振やチーム事情もあって、清宮が代わってサードに入り、自身はファーストにコンバートされた。
ただ元々は自身がずっと守ってきたポジションということもあり、再奪取に燃えている。「6番・三塁」で先発出場した7日の紅白戦では”キャンプ1号”となる左中間へのソロ本塁打を放つと、「3番・三塁」でスタメン出場した17日の練習試合(対サムスン)では”対外試合1号”となる左中間ソロを含む3打数2安打4打点の活躍をみせるなど、定位置奪還へ、首脳陣へ猛アピールを続けている。
そして野村と同じく、アピールを続けているのは、郡司裕也だ。昨季、中日からトレード移籍、本職はキャッチャーだが、持ち味である打撃力を活かすべく、昨年経験したファーストやレフトに加え、このキャンプからは自身で志願してサードのポジションにも挑戦している。
バッティングを活かすにもまずは試合に出ることが最優先と自身が口にするように、そのチャンスを少しでも広げるべく、懸命に努力を続けている。その郡司も、キャンプ序盤の紅白戦からコンスタントにヒットを重ねると、12日の練習試合(対サムスン)では途中出場ながら、最初の打席でいきなり左中間へ豪快な3ランを放り込んだ。