【日本ハム】し烈な正捕手争い 期待集める「即戦力ルーキー」「打てる捕手」の存在とは

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高レベルの正捕手争いに新庄監督も嬉しい悲鳴をあげている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 2年連続最下位から上位浮上を目指す日本ハムで注目されているのは正捕手争いにもある。

 昨季は複数選手を併用となる中で最も多くマスクを担ったのは、伏見寅威だ。22年オフにFA権を行使してオリックスから移籍した伏見は、88試合に出場、豊富な経験を活かし、投手それぞれの持ち味を引き出すリードでチームに貢献した。

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 そして伏見の次に出場が多かったのはアリエル・マルティネスだ。22年オフに中日から加入すると、開幕当初こそファーストや指名打者での出場が目立ったものの、その後は徐々に捕手としての出場を重ね、31試合に出場し、チームに貢献。来日6年目にして初の規定打席に到達。捕手以外のポジションでの出場含め自己最多となる119試合に出場し、打率・246、15本塁打、66打点をマークとキャリアハイの成績を残した。

 迎えた2024シーズン。オフにはオリックスから左腕、山崎福也も加わり、ピッチングスタッフの充実度は球界屈指といわれるだけに扇の要を任せるのは誰となるのか。

 ここにきて評価が高まっているのはドラフト2位、新人捕手の進藤勇也(上武大・21)にもある。指揮官を感心させたのは実戦での落ち着いたプレーぶりだった。7日に行われた紅白戦では白組の「8番・捕手」として実戦初マスクをかぶると、守っては上原健太、生田目翼を落ち着いてリードし、4回無失点とすると、3回には右中間二塁打を放つなど、バットでも存在感を示した。同試合ではスキのない走塁も評価を高めた。15日に行われたDeNA戦(宜野湾)でも9回に徳山壮磨のカットボールをしっかり捉えて中前へ飛ばすなど、持ち味の打撃も含めて攻守にわたってアピールを続けている。

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