【日本ハム】投手陣充実 チームの「扇の要」は誰に?注目集める正捕手争いの行方

タグ: , , , , , 2023/12/2

今季、最も多く先発マスクをかぶった伏見(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 2年連続リーグ最下位に終わった日本ハムには、今オフ、オリックスから今季11勝をマークした左腕、山崎福也がFAで加入とビッグニュースも飛び込んできた。注目された加藤貴之も残留が決まるなど、投手陣の層が一気に厚くなる中、今回は守りの要でもある正捕手争いをクローズアップする。

【動画】9月27日のソフトバンク戦、山崎福也は初の2桁勝利をマークした





 今季最も多くスタメンマスクを担ったのは、伏見寅威だ。昨年オフにFA権を行使してオリックスから移籍した伏見は、75試合に先発出場すると、豊富な経験を活かし、投手それぞれの持ち味を引き出すリードでチームに貢献してきた。

 また、伏見といえばチームメートへの気配りも見逃せないポイント。シーズン中には初勝利や初ホームラン を達成した選手にプレゼントを送る様子がSNSを通じて伝わるなど、チームメイトと積極的に交流する様子も見られた。

 そして伏見の次にマスクを被ったのが、アリエル・マルティネスだ。

 昨オフに中日から加入すると、開幕当初こそファーストや指名打者での出場が目立ったものの、その後は徐々に捕手としての出場を重ね、29試合でスタメンマスクをかぶり、チームに貢献。球界では珍しい外国人捕手という点からも、グラウンド外でも投手陣に積極的に自らコミュニケーションを取りにいくなど、捕手として結果を残すためにも努力を惜しまなかった。

 打撃が魅力でもあり、今季は来日6年目にして初の規定打席に到達。119試合に出場し、打率・246、15本塁打、66打点をマークとキャリアハイの成績を残した。

 来季についてまだ球団から正式な発表はないものの、残留が濃厚とされているだけに、今季以上の攻守にわたる活躍を期待したい。

 今季終盤に猛アピールを果たしたのが、田宮裕涼だ。プロ5年目の今季は主にファームでの出場が多かったものの、シーズン終盤にようやく今季初昇格すると、昇格後即スタメンマスクを被り、投手陣の完封リレーに貢献。

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