小塚崇彦と高橋成美が語るフィギュア新時代「今いるトップ選手が決してトップではいられない」「りくりゅうは1番を獲る」
(C)Getty Images
7月に「決意表明」の会見を開き、プロ転向を表明した羽生結弦。
そんな羽生が不在のフィギュアスケートの今シーズンが、まもなく幕を開ける。
その新時代の幕開けを前に、共に日本代表としてフィギュア界を牽引してきた小塚崇彦氏と高橋成美氏が、スポーツアンカー・田中大貴氏のYouTubeチャンネル「アスリートチャンネル」に登場。
今季のフィギュア界の勢力図について語った。
【動画】小塚崇彦と高橋成美が語るフィギュアスケート界!今季は新時代が始まるぞ!
新シーズン開幕を前に小塚氏は、
「ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪(2026)に向けてのまずは4年間の始まりだと思います。シーズンオフから、選手たちはどういったものを4年後にやろうかということを考えた上での今シーズンだと思うので、新しいことにも挑戦してくると思います」
と、コメント。
まず注目したいのが羽生が抜けた男子シングルの選手層。高橋氏は、羽生が抜けても層の厚さは変わらないと話すが、この点を小塚氏はどのように見ているのだろうか。
「宇野昌磨選手はかなり調子が良いように感じています。このまま調子を維持するだけでなく、成長していくというところも、本人も考えているところだと思うので頑張ってもらいたいです。そして、鍵山優真選手ですね。これまでは、新星としてやっていたかもしれないですが、ここからは下から追いかけられる立場になる。そこでいかにして気持ちを整理してやっていけるかというところがカギになってくるのかなと思います」
北京五輪で共に表彰台に上がった宇野と鍵山の名を挙げた小塚氏。加えて高橋氏は、
「三浦佳生選手であったり、佐藤駿選手、最近では山本草太選手もジャンプがしっかり決まってきている。彼らも上がってきているので、次のオリンピックでは今いるトップ選手が決してトップではいられないなという感じもしますね」
と、成長著しい選手たちの名も挙げている。