「誰が見たいんだ?」メイウェザーが波紋を呼んだ“マフィアの孫”と再戦へ 米メディアで批判の声も「魔法は色褪せた」
現役を離れ、エキシビションファイトを繰り返すメイウェザー。今度は「マフィアの孫」とのリマッチだ。(C)Getty Images
今年6月に世間で物議を醸した対戦に決着は付くのか。ハプニングの予感が漂う一戦がふたたび組まれる形となった。
現地11月17日、元プロボクシング世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(米国)は、自身のインスタグラムにおいて来年2月にアメリカ・ラスベガスで、ジョン・ゴッティ3世(米国)とのエキシビションによるリマッチを行うと発表した。
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両雄が対峙するのはこれが2度目だ。今年6月にメイウェザーは、アメリカのマフィア組織「ガンビーノ一家」の首領であるジョン・ゴッティ氏の孫であるゴッティ3世と初対戦。しかし、試合は思わぬ決着を見た。
6回途中だった。序盤からリング上でノーガードの仕草を見せるなど挑発的な行動を披露したメイウェザーに対し、ゴッディ3世が激怒。両者を制止していたレフェリーを振り切って殴りかかると、殺気立った両陣営がリング内に雪崩れ込んで、大乱闘に発展。収拾のつかない状態となったイベントは、即座に打ち切りとなってしまった。
総勢60人以上がリングで暴れる前代未聞の騒動だった。そんな因縁めいた両者のリマッチだけに、早くも“ただでは終わらない”空気が漂ってはいる。この殺伐とした緊張感を楽しむファンはいるだろう。一方でメイウェザーの母国では、毎年のように茶番劇を繰り返している元世界チャンプに批判的な声も飛んでいる。