センバツの主役は健大高崎の158キロ右腕・石垣元気 メジャースカウトも注目 NPB関係者の心配は「桐朋・森井ロード」

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 ここまでMLBスカウトが本腰を入れるとなると、気になるのはその進路。というのも、1学年上で投げては最速153キロ、打っては高校通算45発を誇る桐朋の「二刀流」、森井翔太郎選手はNPBを経由することなく、「高卒即メジャー」の道を選択したからです。

 その契約金は約2億4000万円。NPBのドラフトでは上限が1億円+出来高の5000万円ですから、これまでにあった「金銭的にはNPB」という常識も崩れつつあります。

「現状、石垣は将来的なメジャー挑戦に興味を示しているものの、まずはNPB希望だと伝えられています。しかし、センバツや夏の甲子園で圧倒的な力を発揮し、メジャースカウトから破格の条件が提示されれば、心が動く可能性はゼロではない。森井は東京の難関進学校出身で、甲子園球児ではなかったですが、『世代最強の甲子園球児が高卒直接メジャー』ということになれば、いよいよもって国内の空洞化が進むことになる。『桐朋・森井ロード』はNPBスカウトにとって、心配事なんです」

 まずは石垣が春の聖地でどんな活躍を見せるのか、大いに期待したいところです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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