北九州→横浜高進学で最速151キロ 来年ドラフト1位競合か 「松坂二世」の16歳・織田翔希にスカウト熱視線

プロ注目の織田が秘めるポテンシャルは計り知れない(C)産経新聞社
甲子園デビューの瞬間が、刻一刻と近づいています。
昨秋の明治神宮大会王者で、今春のセンバツ高校野球大会では優勝校の一角となる横浜高校の1年生右腕・織田翔希です。16歳ながらストレートの最速は151キロ。185センチの長身から繰り出される角度のあるボールは威力十分で、早くも来年のドラフト1位候補となることは確実とみられています。
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在京球団のスカウトは言います。
「これまで横浜高校の有望な右投手は『松坂二世』と呼ばれてきたけど、織田君は真の意味での『松坂二世』。NPBで2桁勝って、その後はMLBでやれるようなポテンシャルを秘めています。末恐ろしい投手です」
出身は北九州。中学時代は軟式野球部に所属しながら、3年夏に最速143キロを計測するなど、話題を集めました。技術面のみならず、人間的成長を大切にする横浜高校のカラーに惹かれ、入部を決意したのです。
横浜高校に入学後は、いきなり春の神奈川大会の準決勝・東海大相模戦で先発する大役。夏の神奈川大会では準決勝の武相戦で同点の6回からリリーフ。横浜スタジアムの大観衆の中、4イニングを完全投球でサヨナラ勝ちを呼び込み、最速147キロのストレートで存在感を見せつけました。
さらに昨秋の明治神宮大会では四国王者の強豪・明徳義塾を2安打完封勝利。鮮烈な「全国デビュー」にネット裏のスカウト陣が色めき立ったのも記憶に新しいです。