「もう90分に心は動かない」元スペイン代表ピケがサッカー界の“オワコン化”を指摘「変化は訪れる。訪れないといけない」
なかなか辛辣な意見だ。物事が次々と消費されるSNSが隆盛を極める時代に、サッカーの“コンテンツ力”の弱さを説くピケ氏は、こうも続けている。
「もう90分は無理だ。せいぜい(若い世代が受け入れるのは)30分か、40分くらいじゃないかと思う。これはトレンドなんだ。それは止められないし、適応しなければならない。僕たちはサッカーの新しい形を見つけなくてはいけない。例えば、野球でも、バスケットボールでも引き分けはない。試合を見に行って引き分けで終わると、『どっちが勝ったんだ?』という気持ちになる。
だから、もっと試行錯誤をしながらゲームを変える工夫が必要だ。でも、サッカー界は変化を恐れている。その歴史があまりに大きいから、伝統的にならざるを得ないんだ。それでも変化は訪れる。訪れないといけないんだ。90分もある試合が0-0で終わるなんて、新しい世代の人間にとっては理解するのがとても難しいことだ」
大胆とも言えるピケ氏の改革宣言は、果たしてサッカー界の大御所たちにどう響くだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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