巨人今季ワーストの4連敗 打順組み替えも実らず 響いた「悪手」と「心配な選手」
阿部監督も打線を組み替えるなど、必死にチームを動かそうとしている(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
巨人はまたも勝ち星に手が届かなかった。
巨人は5月22日の中日戦(東京ドーム)に2-4の逆転負け。
【動画】好投していた堀田は6回にカリステに二塁打を浴びるなど、逆転を許した
前日延長12回を戦い1点しか奪えなかった打線をこの日は動かしてきた。2番に坂本勇人、今季初の5番に打撃好調な岸田行倫を組み入れ、攻撃的なオーダーで臨んだ。
その狙い通りに先制したのは巨人だった。初回、1番の丸佳浩が相手左腕・小笠原慎之介から先頭打者アーチを放ちチームを勢いづけると、3回。再び丸が右前打、さらに2番の坂本が左翼線に二塁打を放ち、これが自身通算250本目の二塁打となり、元阪急の福本豊氏を抜く単独2位となった。この回、岡本和真の犠飛で2点目をあげる。
そして先発を任された堀田賢慎は初回、走者を背負うも無失点で切り抜け、2回は三者凡退に抑えた。要所で味方の好守にも助けられ5回まで無失点。勝利投手の権利を得て上がった6回のマウンドだったが、二死から連続四球を出し、細川成也に適時打を浴び、1点を返されると、この日、5番に入ったオルランド・カリステにもフェンス直撃の右中間二塁打を浴び、さらに2点を失う。この回一挙3失点で逆転を許し、堀田は交代となった。
試合前まで3勝0敗、先発した3試合、15回3分の2を無失点に抑えるなど好投を続けていた。6回は二死まで追い込みながら、連続四球という”悪手”が失点につながったとあって、ベンチでは悔しそうな表情を隠せなかった。