3位転落の阿部巨人 大量7選手の入れ替えでも危惧される “足りないポイント”とは

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岡本の豪快な打撃にも期待がかかる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人はビジターで行われた週末の広島3連戦に痛い3連敗を喫した。

 広島の本拠地・マツダスタジアムでは今季4敗2分けと「鬼門」を払拭できず。阿部慎之助監督は3戦目に初回4失点と乱調だった先発の高橋礼を含め、秋広優人、ドラフト3位ルーキー・佐々木俊輔、山瀬慎之助を20日に抹消。代わって中継ぎの馬場皐輔、捕手ポジションの郡拓也、喜多隆介が昇格すると見られる。

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 開幕から堅調に勝ち星を積み重ねてきた巨人がここにきて、苦しい戦いを強いられている。

 一つには正遊撃手、門脇誠の状態が心配されている。17日のゲームでは1試合2失策、失点にからむエラーも出るなどダメージも大きく、翌日の試合から遊撃ポジションでは先発としてドラフト4位ルーキーの泉口友汰が起用されている。

 泉口は18日のゲームではプロ初タイムリーを放つなど存在感を示したが、翌19日のゲームでは4打数無安打に終わった。

 ルーキーの飛躍は期待されながらも、まずは今季から遊撃に本格コンバートされた門脇の復調を待ちたいところ。一時は3番を任されていた打順も最近では8番が定位置、打率も「.228」まで落ち込んでいるとあって、攻守ともに奮起が求められている。

 そして今回の入れ替えでは秋広、佐々木も降格となった。ドラフト3位ルーキーの佐々木はキャンプ、オープン戦から存在感を示し、「1番・中堅」で開幕スタメンをつかむなど、大きく話題を集めてきた。ただ最近10試合では24打数3安打とプロの壁にぶつかっており、再度調整が求められている。

 一方の秋広はやや深刻だ。5月7日に昇格後、7試合に出場し、19打数4安打、打率.211、期待された本塁打は0だった。昨年10本塁打をマーク、新55番としてチーム内外の期待も大きいが、今季は開幕1軍も果たせず、今回も短期間で再び抹消と伸び悩んでいる現状がある。

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