巨人今季ワーストの4連敗 打順組み替えも実らず 響いた「悪手」と「心配な選手」
さらに7回にも中継ぎ陣が失点で2-4と傷を拡げ、終盤は安定した救援陣を誇る中日の前にチャンスも作れず、チームはこれで引き分けをはさんで4連敗、週末の広島戦に3連敗から始まった嫌な流れを止められない。
この日は初回の先頭打者アーチを含むマルチ安打をマークした丸、打順組み替えで2番に入った坂本も4安打、先制して主導権を奪いたいところだったが、逆転を許すとさらに食い下がる力は残されてなかった。
チームが勝ち星を奪えず苦しむ中、状態が心配されているのは今季から本格的に遊撃コンバートとなった門脇誠にもある。
先の広島戦では1試合2失策など、”らしくない”プレーも注目されたが、このところ打撃でも精彩を欠いている。3試合ぶりに先発復帰となった21日のゲームでも、4打数ノーヒット、2三振を喫し、打率は「.221」。22日のゲームでは「8番・遊撃」としてドラフト4位ルーキーの泉口友汰が先発した。
門脇は昨年ルーキーイヤーでは攻守ともに躍動した姿を見せ、特に堅い守備では長く遊撃を守った坂本の三塁コンバートを首脳陣に決断させるほどの安定した力を見せただけに、攻守ともに復調が待たれる。
そして4連敗となった巨人の交流戦前最後のカードは24日から敵地で阪神との伝統の一戦となる。4月に行った甲子園3連戦では2敗1分けに終わっただけに、こちらもリベンジの場となる。
まずは何とか連敗を止めたい。週末のゲームはまさに踏ん張りどころとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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