原巨人 「若手積極起用」でいよいよはじき出される「あの選手たち」とは
昨年はシーズン終盤に失速。歴史的な10連敗を喫するなど、世代交代は急務となっている。
「底上げをしないと、強いチームは作れない。経験値がない、ということがマイナスではなくて、逆にプラスに捉えるような状態でチームを作っていく」(原監督)とこれまでのベテラン頼みのチームから脱却し、今季は未知数でも若い力を使っていく方針を示した。
そしてこの方針でいよいよピンチになると見られているのは中堅、ベテラン選手たちだ。
「特に一軍半ともいえる、シーズン中に一、二軍を行き来している選手たちは厳しい。キャンプ中も含め、積極的にアピールしていく必要はある」(球界関係者)。
活躍が期待されながら、近年伸び悩んでいる選手といえば15年ドラフト1位の桜井俊貴投手(28)、同じくドラフト2位の重信慎之介外野手(28)などもそれにあたる。
桜井は昨季3シーズンぶりに先発登板なく、中継ぎで29試合に登板し、1勝0敗6ホールド、防御率5・40。課題とされる制球力が身につかないことで、目指す先発ローテーション入りも厳しくなっている。
一方の重信も昨季は73試合に出場して打率・218、2本塁打、6盗塁。持ち味の足を生かすことを期待されているが、
「足を使うには試合中の状況判断が当然大事になってくる。これまでも重信は試合中のボーンヘッドなど、集中力に欠く場面も見られた。同時に足だけではなく打撃でアピールしたりなど、ほかの場面での貢献も求められる」(同)
またベテランも安穏とはしていられない。
「故障明けの梶谷、中田と一塁争いを行う中島などものんびりしていられない」という声も。チーム内の争い、ライバル意識が激しくなればなるほど、チーム力の底上げにつながる。今季こそイキのいいヤングジャイアンツの活躍を見たいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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