1得点でも価値あり “つながる打線”で競り勝った巨人の進化
キャベッジ、岡本、甲斐、吉川尚輝といった好調な中軸で得点をあげるシーンが目立っていた巨人。裏を返せば、下位打線はあまり機能しているとは言い難かった。それでも、佐々木や若林がチャンスの種を植え、泉口がチャンスを広げたり、甲斐がそのチャンスをものにしたりなど、中軸頼みにならない攻撃が展開されたことは大きい。
2番に甲斐を置いたこともそうではあるが、とりわけ若林を8番に置いたことも打線をより活発にしていきそうな予感をさせる。若林は1番として開幕直後に打線を引っ張ったが、その後は低迷。打率を2割前半まで落としたが、下位打線に座ることで力感が抜けて、本来の粘り強さや走力の高さを発揮できていた印象がある。
チームトップタイとなる3本塁打をマークし、打線を牽引していたキャベッジの離脱は大きな衝撃を与えた。それでも、新オーダーでキャベッジの抜けた穴をしっかりとカバーして戦い抜いていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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