巨人正捕手論争の”現在地”を高木豊氏が解説 「小林の強み」「大城に求められる改善ポイント」とは
一方このところ先発マスクを外される機会が増えている大城に関しては「どちらかというとちょっと迷いだすな」とピンチの場面などで、迷いが感じられるときがあると指摘。
その上で「そこらへんを改善しないと」指揮官の信頼は得られないとした。方法としては阿部監督の現役時代の捕手としてのふるまいやリードを研究するのも一考だとした。
一方で、リード面の判断は難しいとしながら、大城がこの局面を突破する条件としては、さらに打撃面で存在感を示す必要があるとも話した。
過去にはヤクルトの名捕手として知られた古田敦也氏、阿部監督も出始めのころはリード面で指摘を受けることも多かったとしながら、古田氏は首位打者を獲ったあたりから当時の野村監督からの指摘は減ったことを理由に昨年は16本塁打を放った大城に対して、30ホーマー打つぐらいの活躍を示せれば、チームに欠かせない戦力として起用機会も増えるとした。
リード面に関しても「大城は使われないときに勉強してほしい」と背中を押すことも忘れなかった高木氏。
目指すV奪回に向けて投手陣整備は確実に前に進んでいる。果たして大事な扇の要を託すのは誰となるのか。阿部監督の起用法が引き続き、注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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