巨人の正捕手バトル、頭角を現した「第三の男」 そして2軍で打撃好調の「第四の男」とは
捕手はもちろん打力も大事ですが、首脳陣や投手からすれば、リード面の占めるウェートは大きいとされています。その点において、今年から指揮を執る阿部監督はコーチ時代、岸田のポテンシャルを買っていたのです。
「一球の意図、根拠を明確に、ジェスチャーを用いて投手を鼓舞する岸田のリードは首脳陣やナインからも評判になっています。大城の不振もあって、昨季はなかなかスタメン出場に恵まれなかった小林誠司にも出番が回ってきている。ハイレベルな競争で現場が活性化している印象です。あとは、大城の打棒が好調時に戻ってくれたら、鬼に金棒でしょうね」(前述の記者)
そして、ファームでは「捕手・第四の男」育成出身の喜多隆介が打率.311と攻守にレベルアップ。1軍昇格を目指して頑張っています。
プロ野球界には「優勝チームに名捕手あり」との格言があります。巨人がV争いへ生き残っていけるかは、岸田のさらなる成長、さらには喜多の突き上げに懸かっているのかもしれません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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