巨人ヘルナンデスの「2番固定」で大きな波及効果 1番丸、3番吉川の状態も上向き

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ヘルナンデス効果がチームを活性化している(C)産経新聞社

 交流戦で2カード連続勝ち越しを決めた巨人。その立役者は間違いなく5月中旬から加入したヘルナンデスだろう。2軍戦に3試合出場して打率.100、0本塁打、0打点とイマイチの成績だったものの、5月28日に1軍昇格を果たすと、同日のソフトバンク戦に7番ライトでスタメン出場し、第1打席でNPB初ヒットを早速記録した。以降の試合は2番でスタメン出場を続け、打率.375、1本塁打、5打点、得点圏打率.571、OPS.965と驚異的な成績をマーク。得点力不足が目立っていた打線を牽引している。

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 巨人は開幕前、メジャー通算187本塁打を放ち、長距離砲として期待されたオドーアが電撃退団した。急遽オドーアの代役を探す必要に駆られた巨人ではあったが、“当たり”の助っ人を獲得できて首脳陣も一安心と言ったところだろう。

 また、打撃面の活躍ばかりではなく守備面での貢献度も高い。31日の西武戦でライトを守っていたヘルナンデスは、コルデロのライナー性の当たりをダイビングキャッチ。6月2日は蛭間拓哉のライト線寄りの飛球をスライディングしながら華麗に捕球して投手陣をサポートした。

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