「先発も中継ぎもいない」セ・リーグ優勝予想 巨人の「苦戦」を名球会メンバーが指摘する理由

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 13日までに更新された名球会の公式YouTubeチャンネル「名球会チャンネル」ではメンバーによるセ・リーグ優勝予想の座談会が行われた。

 出席したのは山本昌広氏、佐々木主浩氏、田中幸雄氏、宮本慎也氏、岩瀬仁紀氏、福留孝介氏、藤川球児氏とそうそうたるメンバー。山本昌氏が司会を務める形で座談会は進められた。

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 各チームの今季の戦力分析、戦いぶりを占いつつ、各メンバーが優勝予想を行った。多く優勝の声が上がったのは2年連続リーグ覇者のヤクルトだった。「ヤクルトとDeNA、この2球団のどちらかではないか」(田中氏)。昨年は日本シリーズでオリックスに敗れ、涙を飲んだ。逆にその悔しさがチームを強くするという見方もあった。「去年日本シリーズで負けたしね。あれ勝ってたら、ちょっと気抜きそうだけど」(佐々木氏)と逆に気合が入ったのではないかとする。「打つほうがしっかりしている。若手、中堅、ベテランのバランスがすごくいい」(山本昌氏)とほかのメンバーからも同意する声が出ていた。

 一方チームOBでもある宮本氏は、ある懸念を示す場面も。「山田次第。(昨季が)調子が悪かったのか、落ちてきたのかが今年で分かる」とぴしゃり。「トリプルスリー男」で知られる山田哲人(30)も昨年は打撃不振に苦しんだ。3月のWBCメンバーにも選ばれ、自身も復活を期す中、キーマンになるとした。ほかにもチームの不安材料としては「先発の柱がいない」(山本昌氏)という声も上がった。

 一方、対抗馬として岡田彰布監督(65)の就任で注目を集める阪神を推す声も上がった。「岡田監督(の野球)に阪神の今の子がついていけたら結構強くなるんじゃないかと考えてるんで。タイガースがコロッと変わりそうな感じもする」(宮本氏)と投手力も高く、昨年も2位と元々地力のあるチームだけに名将がタクトを振るうことで、チームカラーががらりと変革すると予想する声も出た。

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